第54回月例会開催報告

7月8日(月)第54回 7月度月例会は、渋谷QWSにて開催されました。

7月の月例会では、ミクル株式会社のCDXOである高本昌宏氏を講師に迎え、「多言語音声ARで世界とつながる地方創生」をテーマに講演が行われました。

高本氏は1971年岡山県生まれで、同志社大学経済学部を卒業後、サントリー、Apple、RosettaStoneで新規事業と市場開発に携わりました。多拠点居住＆住まいサブスクADDressの創業メンバーとしても活動し、2019年からはミクル株式会社でDX地域活性化事業を進めています。

講演では、「ヒトゴトをジブンごとに」を目的に、佐渡島の地方創生に取り組んできた経験等について語られました。高本氏は佐渡には20回ほど訪れ、農業遺産としての価値があるにも関わらず、訪れる人が少ないという問題に直面されたとのこと。この問題を解決するために、佐渡に来ないと聞けない独自のコンテンツ「Locatone」を開発しました。Locatoneでは、アイドルの声でガイディングをするという画期的な取り組みが盛り込まれています。

また、テクノロジーを目的ではなく手段として捉え、「共感」を得ることの重要性を強調しました。高本氏のアプローチから、地域の魅力を効果的に発信し観光客や住民の関心を引きつける方法として、大変多くの学びを得ることができた月例会となりました。