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7月10日(月) 第45回月例会を開催しました!

第45回月例会開催報告

今回は、コロナ禍の影響で休止していた衆議院会館での会場で3年ぶりの開催でした。

今月の月例会は3部構成で行われ、メインセッションでは、
キリロムデジタル株式会社 代表取締役社長 猪塚武氏をお迎えして、
「ピンチはチャンス。地方創生は差別化とディフェンサビリティ。
~カンボジアで大学を作った私が次に挑戦する香川県さぬきの未来~」
のテーマでご講演いただきました。

 
第1部では、東京2020オリンピック競技大会の閉会式にて、盆踊りを披露された鳳蝶美成(あげはびしょう)先生による、東京音頭ギネスチャレンジイベントについての告知がありました。このイベントは、7月17日(月祝)に中野で行われるまちおこしイベントであり、非常に注目度の高い企画となっています。

第2部は、元オリンピック代表選手・成田童夢さんのスペシャルセッションでした。成田氏は、親子のコミュニケーションツールとしてのアウトドアスポーツの普及活動を始め、アウトドアスポーツに特化した活動に力を注いでいらっしゃいます。また、地方の告知力が弱いため、自ら足を運んで現地を訪れ、地方の良さを積極的に発信する活動も行っていらっしゃるとのこと。さらに、成田氏は世界最高峰の7つの山を滑るチャレンジに挑戦する目標を持っており、地球温暖化によって山々が溶け出している現状を現地から発信していく予定です。これはSDGs(持続可能な開発目標)にも関連する重要な取り組みで、今後の活動に更に関心度が高まりました。

最後のメインのセッションでは、猪塚武氏によるご講演をいただきました。猪塚氏は、「ピアラーニングハブ構造」についての展開や、教えることと学ぶことの本質的な関係についてを重要視されており、「chat GPTではリプレイスできないことをする大学」という経営理念を持つ大学の経営についても触れられました。さらに、地域創生においては、「他の地域との差別化」が重要であり、地域創生やビジネスの成功には、Only One の要素を積み上げることで競争力を確立する必要があると強調されました。猪塚氏はカンボジアでの活動でも幅広い分野での数々の受賞歴もあり、次々と新たな「差別化」を実現されている素晴らしい成果をお持ちで、ご講演は非常に説得力のあるものでした。

今回の講演では、異なるテーマがそれぞれ取り上げられ、多角的な視点からの情報を得ることができ、まちおこしイベント、アウトドアスポーツの普及活動、地域創生における差別化の重要性などについて、新しい視点から考える大変良い機会を得ることができました。

 

▼講師プロフィール
猪塚武 氏

1967年香川県出身。早稲田大学理工学部卒、東京工業大学修士課程修了。アクセンチュアを経て、政治家を志すが落選。1998年に株式会社デジタルフォレストを設立し日本No.1(2006年)のアクセス解析ソフトの会社になる。2009年にNTT Communication社に事業売却。2012年よりカンボジアで事業をスタートし、2014年にキリロム工科大学を設立。2022年にキリロムデジタル株式会社を立ち上げ代表取締役社長に就任。「世界と共に未来に貢献する日本」がテーマのカンファレンスであるキリロムグローバルフォーラム主催。2023年より香川県さぬき市に「さぬきピアラーニングハブ」を設立し、日本の地方創生事業に新規参入。
世界的な起業家組織EOの日本支部会長、カンボジア支部ファウンダー、アジアの理事を歴任。一般社団法人WAOJE 元代表理事。

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